初心者で、ピアノを弾く場合、先づは、右手、左手、
そして両手で演奏する様になって行きますが、
だんだん音が多くなっていきます。
ハノンはそもそも、ピアノは全く初めて、という状態では早すぎ
ある程度は指を動かせる様になってから、が良いのです。
ブルグミュラーに入る少し前ぐらい、が良いらしいです。
ソナチネに入る頃「全訳ハノンピアノ教本」を本格的に始められます。
速さにこだわる必要は、さほどないにしても
メトロノームを使い、
余裕のある速さで、その最善の速度で弾くことです。
これまでなかった、ソナタ形式、練習曲の形式、
もっと複雑なインベンションの対位法に、
とても粒の細かい音符が並びます。
これらの複雑な音楽形式のものを、よくハノンなどを使って、
良く訓練された指で弾くと、弾きやすくどんどん仕上がりが良くなります。
1〜20までのハノンは、特に初心者にお勧めで、
リズム練習も良くさらわれます。
子供も、大人と同じハノンの本を使いますが、
使い方は丁寧に、いろいろな音程に慣れながら
「音符」「鍵盤」「指」の関係を確立する様にしていくのです。
ハノンの自宅練習の習慣化をしてもらったり
目的に沿って、指の鍛えに意識を置いてもらったり、
ピーンと伸びた姿勢にこだわってもらったりしてください。
左右の音が単純な形でピッタリで
聴きやすさで、良く聞く耳を育てる!という感じでお願いできれば、と思います。